新聞砥石は切れる

新聞砥?これは、特別な砥石ではありません。

皮砥 というのがあります。顔をそるまえに、カミソリを皮のベルトのようなもので、研ぐのです。研ぐのです。ベルトの片方が柱に胃引っ掛けてあり、反対の端を左手で持って、ややたるませ、右手にカミソリを持って、裏表をシャカシャカやるのです。そうすると切れ味が増すわけです。いまではほとんど見かけませんが、50年ほど昔では、どこの床屋でも使っていました。
これと同じ要領で、仕上げた包丁を新聞紙を皮に見たてて、シャカシャカやるわけです。
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研磨と言いますが、どちらも(とぐ)と読めますが、研はとぐ。磨は磨く意味があります。中砥石までは研ぐ、仕上砥石は磨くことにまります。
仕上砥石も2000番から30000万番手くらいまであります。順番に粒度を高めて磨いて行くわけです。通常は3000から10000番くらいで仕上げます。
砥石で仕上げたままだと、研ぎカエリが完全にとれていない場合があり、そうなると、切れ味が悪いのです。仕上砥石ですので、見ても、触ってもわかりません。極細かいカエリを取るにはこの
新聞砥が有効なのです。
テーブルなどに新聞を置いてやっても良いですが、立った状態で、私の場合は左手で新聞を持って、その新聞をももあたりに置き、シャカシャカやるのです。
これは案外有効で、大抵のバリがとれ、綺麗に仕上がった状態になります。
これで、切れない場合は、完全に研げていないことになります。
新聞砥はあくまで、仕上げをかけた後にするものですので、切れない状態や、仕上げまで行っていない段階でかけても切れるようにはなりませんので、ご注意下さい。

現在堺孝行では革の砥石を販売しています。新聞よりもさらに目が細かいため、バリ取り、仕上げには最低です。