スウェーデン鋼とはスウェーデンで産出される高級刃物鋼の事です。日本で言えば島根県の安来鋼の様な物です。スウェーデン鋼と言っても数百に及ぶ種類があり、全て同じ材質ではありません。
スウェーデン鋼誕生の歴史
青木刃物では以前はスウェーデン鋼と言う表示をしていましたが、ボーラーウッデホルム特殊鋼として、他の鋼とは区別しています。堺孝行のグランドシェフシリーズで使用されている鋼はスウェーデンのウッデホルム社が製造しています。ウッデホルム社は1670年にスウェーデンのモンフオーク地方に誕生しました。
精密圧縮鋼の分野では世界の最高峰にあります。その鉱山から発掘した良質の鉄鉱石はリンや硫黄などの不純物元素が少ないため、切れ味が鋭く、切れ味の重属性、耐摩耗性、耐食性に優れており、ステンレス系の包丁の材質としては最高に位置しています。
スウェーデン鋼は最高級刃物鋼として電気かみそりなどにも使用されており、原料の価格も上昇の一途です。
ステンレス系のスウェーデン鋼は堺孝行刃物がほぼ一手に使用しており、他社では見たことがありません。
まさに日本とスウェーデンとの合作で日本の包丁の評価を高めている要因でもあります。
スウェーデン鋼の製造と包丁への転用
堺孝行のグランドシェフシリーズで使用されている鋼はスウェーデンのウッデホルム社が製造しています。
ステンレス系のスウェーデン鋼は青木刃物製作所の堺孝行ブランドがほぼ一手に使用しており、他社では見たことがありません。また堺孝行洋包丁の高級品シリーズは全てスウェーデン鋼が使われています。画像はグランドシェフSPタイプⅡという1丁¥50,000以上の価格の最高高級品です。
まさに日本とスウェーデンとの合作で日本の包丁の評価を高めている要因でもあります
スウェーデン鋼を利用した各種包丁一覧
まさに日本とスウェーデンとの合作で日本の包丁の評価を高めている要因でもあります。
以下は堺孝行刃物でスウェーデン鋼を利用した包丁ラインナップになります。スウェーデン鋼を利用して製造された包丁は全て「グランドシェフ」の名を冠しており価格帯もそれぞれ異なります。
各種グランドシェフの特徴や詳細などは以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。