テーブルナイフは研げる2

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テーブルナイフとはステーキナイフのこと

包丁に関しては切れなくなれば研ぐ、と言うことは一般にほぼ浸透しています。
ところがテーブルナイフを研ぐ!というのはあまりご存知の方が少なく、また、実際に研いでいる、という方は皆無ではないでしょうか?
テーブルナイフとはお料理を食べる時に使うナイフで、ステーキナイフとも呼ばれます。主にお皿に乗っている肉を切って食べる時に使います。

テーブルナイフには元々刃はあまり付いていません

食事の時に使うものなので、元々刃はあまり付いていません。その上、陶器のお皿や鉄板の上に乗っている場合もあります。そんな上でナイフを使いますと、まな板の上で切る時とと比べますと、30倍程度早く刃を傷めることになります。

最近はガラスのまな板なは包丁の刃を極端に早く痛めてしまいます。ほんの数ヶ月で刃先が鉄板状態のものも散見されます。

劇悪な環境の中で使用されるテーブルナイフ

つまりテーブルナイフは劇悪な環境の中で使用されるわけです。長年使われたテーブルナイフは当然ながら切れません。切るというよりは引きちぎる という感じです。刃先がつぶれて鉄板状態になっているわけです。 そこでおすすめしたいのは、テーブルナイフの研ぎ!です。テーブルナイフの研ぎは包丁より簡単です。

テーブルナイフの研ぎ方

研ぎについての説明です。

1、研ぐのは画像の矢印の間です。食材を切る時はこの部分しか使用しないからです。

2、研ぎ角度は60度くらです。ねかせて(鋭角にして)鋭い刃をつける必要はありません。程度によっては刃先がすごく潰れているものがあります。その場合は荒砥石から始めますが、側面を傷付けない様注意をします。テーブルナイフですのでナイフ側面の光沢も大切です。ご心配の方は側面にビニールテープを貼ってから研いで下さい。ナイフによって片面にギザが付いているものがあります。この場合はギザが付いている反対の面を研ぎます。研ぎこめば切れが戻りますが、これで戻らない場合はギザの面も研いで、刃を出さなければなりません。ギザは消えます。

3、研ぎ上がりはご自分の好みでOKです。刃がつくかつかないか程度でも十分に切れます。研いだ後は食器を洗う際には注意して下さい。刃を付けすぎると手を切る恐れがあります。

余談ですがテーブルフォークも研ぐことができます。テーブルフォークもナイフと同様新品の状態では刃はついていません。口に入れるものなので当然といえば当然ですが、それにしてもほどがあります。パスタなら巻き付けるので良いのですが、肉やフルーツの出を刺そうとした場合、まったく刺さらないほど先が真ん丸になっているものが多いです。
フォーク元研ぐことができますので、チャレンジをされてみてはどうでしょうか!

光三郎ではテーブルナイフの研ぎもおけ賜ります。
1本600円 (税別) 研ぎ修理について をご覧ください。令和5年時点です。

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