1、包丁の大敵は塩と酸です!
錆に強いステンレス包丁でも、塩と酸が原因で、錆が出ることがあります。
( 包丁よりはるかに錆びにくい18ー8ステンレスでも錆びます。8ー8ステンレスもステンレス鋼とクロムの合金であるためです。)
これらの影響で、目には見えないほどの錆がでるばあいがあり、その錆が大きなサビやカケにつながります。
漬物のどの塩分が強いものを切った時や、レモンなどの酸性の強いものをちょうりしたときはできるだけの早く包丁を洗浄して、水分を拭き取ってください。
なた食材の細かなカスも時が経てば腐敗して変質します。雑菌や錆の原因にもなります。
調理後はできるだけ早く洗剤で洗い、水分をよく拭き取って下さい。
出刃や柳刃などの錆びる包丁は食器と一緒に洗おうと、少し置いておくだけで、錆び始めます。
刃先が錆びるとてきめんに切れに影響でします。
茶っぽくツヤが出た状態なら青サビと言って、これなら大丈夫です。よく拭き取りをしているとツヤが出てきますので、それまで頑張って拭き取りをお願いします。
2. 包丁の強敵はハイターです。
ハイターなどの塩素系洗剤や漂白剤などで包丁を殺菌した場合、刃部が塩素によって侵食され、細かな刃こぼれができたり、泡上の小さな穴が悪ことがあります。この穴が大きなカケを引き起こします。
3. 食器洗い乾燥機は包丁には向きません
食器洗い乾燥機による被害が後を絶ちません。
食品工場などで、食洗機を奨励しているとところがあります。これは衛生面からしてしてのことで、包丁にとっては決して良くないのです。
食洗機は柄の痛みや割れが出やすいのです。
そのため、耐熱性の高い素材やオールステンレスの包丁が登場して、食洗機はOKとうたっています。これは柄だけの話です。オールステンの包丁でも食洗器に入れると急激な温度変化によりサビが出やすくなります。これが大きくなるとカケの原因になります。刃部にとっては、よくありません。