包丁のお手入れ方法(程度別)
包丁のお手入れ方法は一般的には中性洗剤で洗って水分を拭き取って下さい。と言うものですが、実際には包丁のイタミの程度で手入れ方法が違います。つまり、新品の包丁と錆び錆びの包丁では方法は全く違います。イタミの程度によって、ご家庭でできるのお手入れ方法をご紹介します。
▪️新品の包丁、または購入後数年でこれに近い包丁
鏡面加工やヘアライン加工など化粧仕上げがしてあり、美術品のようにきれいな物も多いです。このような包丁はスポンジの柔らかい方で優しく洗い、タオルなどで水分を拭き取り、包丁立てなどに保管下さい。
新しい包丁でも洗いや拭取りが十分でない場合、水アカがついて来ます。これはサビと間違われますが、サビではありません。この場合に有効なのがメラニンスポンジです。傷つくことなく水アカが取れ、新品の風合いがよみがえります。
▪️見た目はきれいだが新品の風合いがなくなってきたころ
キズはそんなには無いけど新品とは言い難い頃です。目安としては2年くらい経過後です。この頃にはワインのコルクが有効です。水につけながら包丁側面をこすります。微細な傷や汚れが落ちにくい場合は砥石の研ぎ汁かジフ研磨材をわずかに付けると良いです。
▪️購入後数年の包丁(傷の深さが浅い場合)
大きな傷はないが全体のに小傷がついて新品の風合いがなくなってきます。シンクのぶつかったり、ご自分で研いで傷が出来たりします。この頃からはナイロンタワシが有効です。おすすめはキクロンのスポンジです。包丁をまな板の上に置き、ナイロンタワシで上下にこすります。洗剤、ジフなどを付けるのも有効です。この時の注意は刃部分をまな板にしっかり押しつけ、浮かさないことです。刃部分が僅かでも浮いているとタワシが刃部分に当たり、刃を痛めて包丁が切れなくなります。間違って指を切らないようご注意下さい。このような事が起こらないようにするためには、包丁の腹の部分は上下にこすりますが、刃部分は峰から刃の外の方へスポンジを流すようにこすります。実際、ナイロンタワシで毎日洗っていると言う包丁は小傷も消え、ピカピカです。ナイロンタワシと同じくらいの目の荒さなのがサビトールの細目です。サビトールは荒目、中目、細目の3種類がありますが、細目の表示粒度は#320ですが、#1000くらいの研ぎ感です。
▪️購入後4年程度経過
使用年数が4〜5程度経過し、全体に傷が有り、ところどころ深い傷もあります。このような状態になりますといよいよサンドペーパーの出番です。傷が深い場合、または鋼などで全体に錆があり、きれいにしたい場合です。荒傷を消す場合はまず、#100程度のサンドペーパーから始めます。サンドペーパーを5センチ程度の幅にして、ゴム、木片などに巻き付け、包丁に側面を上下にこすります。キズの程度によりますが、200回程度。傷の消え具合を確認しながら、こすり当てて下さい。傷が消えたらサンドペーパーの番手を#1000に
して、同様に200回程度上下します。#1000はかなり細かい目になります。ナイロンタワシより細かいかもしれません。これよりさらに細かく目をならすにはさらに細かい#1500〜2000程度のサンドペーパーかまたはサビトールの中目、細目と順にかけます。#2000で毎日包丁をこすり洗いをしていますとピカピカの鏡面になります。10〜20回程度でOKです。これは毎日行うことの成果で、1〜2回長時間やっても難しいです。
▪️包丁の付け根部分のサビ取り方法
おまけです。包丁の付け根部分の汚れやサビが気になります。特に洋包丁でツバが本体一体型になっていない包丁の場合、この部分に汚れがつきやすく、雑菌が発生したり、サビが出たりします。
汚れが軽い場合:割り箸持ち手の方の先端を剪定鋏で斜めに切ります。これに水をつけてこすります。研ぎ汁やジフなどの研磨剤を少し付けるとさらに有効です。これで落ちにくい時はサビトールの中目でお試し下さい。さらに完全にサビある!と言う場合がサビトールにサンドペーパーを巻いて擦って下さい。この際は#100の後に#1000のサンドペーパーをかけて下さい。#100だけですとすぐにサビが出ます。

小柴 三津夫
『研匠』光三郎 金沢本店
〒920-0171 石川県金沢市岩出町チ39-42
TEL & FAX 076-257-1285
https://mitusaburo.com/
『研匠』光三郎は、研ぎを通じて、庖丁(刃物)の本当の切味を提供し、楽しく、気持ちよいお料理環境を創造する会社です。
庖丁等の刃物は、現在研ぐ所がないため、多くが使い捨てになっています。
以前はどこの家庭にも「砥石」があり、お父さんやお母さんが研いでいました。そういった人が高齢化し、年々その数が減少し、その反面お困りの方が増えています。『研匠』光三郎はそんな人の悩みを解消し、毎日のお料理が少しでも楽に、楽しくなればと考えています。
「庖丁とはこんなに切れる物なの?」という驚きと感動を日本中の人に伝えたいと考えています。
詳しくは以下の会社紹介をご覧ください。
光三郎は感動の切れ味をお届けします。