造林鎌とは?

造林鎌は、斜面の雑草を立ったまま楽に刈ることができる、プロ仕様の草刈り用鎌です。広範囲の草刈りはもちろん、土手や斜面などの草刈りにも適しており、以下のような方々に広く愛用されています。
• 農家の方
• 林業・営林業の方
• 測量会社の作業員
• 送配電工事関係者
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造林鎌の種類と選び方
造林鎌には主に以下の2種類があります。それぞれの用途や特徴に応じてお選びください。
◆ 登り型造林鎌(画像①)
• 刃の長さ:約140mm(先端にカーブあり、実質は約2cm長い)
• 用途:斜面上の草刈りに最適
• 特徴:
• 切れ味が良く、プロも納得の使いやすさ
• 草刈機よりも早く、安全で、感動の使いやすさ
• 全国の営林署でも長年使用されている定番品
◆ ナギ型造林鎌(画像②)
• 刃の長さ:約138mm(全体にアールあり)
• 用途:斜面下や平地での草刈りに適している
• 特徴:
• 刃が広いため、一度に刈れる面積が広い
• 平地の草刈りには特におすすめ
• 刃先で根をえぐる作業も可能(※土を切ると刃が傷みやすい)
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重さの選び方とおすすめ
造林鎌は、刃が大きく、柄も長いため通常の鎌より重くなります。使いやすさのためには、重さにも注意が必要です。
• 女性や初心者の方:ナギ型の380g程度がおすすめ。長時間の作業でも疲れにくく、扱いやすいです。
• 男性の方:380gだと軽く感じる場合は、420g〜450gをお試しください。ただし、重くなると操作性が下がるため、ご自身の体力や作業時間に合わせてお選びください。
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その他のポイント
• 柄の材質:頑丈な樫(かし)の木を使用。握りやすい丸みのある正方形形状です。
• 左利きの方:両刃タイプが使いやすくおすすめです。
• 安全性:通常、皮サック付きで保管・携帯も安心です。
• 片刃:右利き・左利き両方に対応した商品があります。
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よくあるご質問:登り型とナギ型、どちらが使いやすい?
よくいただくご質問のひとつが、「登り型とナギ型、どちらが使いやすいのですか?」というものです。
答えは**「作業する場所によって選びましょう」**です。
• 斜面の上方を刈る:登り型
• 斜面の下方や平地を刈る:ナギ型
刃の面積や重さも異なるため、用途や使用者の体力に合わせて選ぶことがポイントです。
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最後に
造林鎌は、長年にわたって山林や送電工事現場で愛用されてきた信頼の道具です。手作業での草刈りをより快適に、効率的にしてくれます。
ぜひ現場や作業内容に合った一本をお選びください!

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