光三郎ブログ– category –
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【2024年最新版】本刃付けとは-プロの包丁研ぎ師が詳しく解説-
本刃付け 本刃付けとは、本来の切れ味になるよう、研ぐ(形状を直して刃をつける)ことをさします。 これは、刃を薄くして切れ味をよくするということだけではありません。刃持ちをよくすることも本刃付けに要求されることです。 主に日本の伝統的な刀剣や包... -
研ぎたての包丁の扱いについての注意とその重要性
料理のプロから初心者まで、誰もが一度は経験するであろう「包丁での切り傷」。それを避けるためにも、包丁の正しい研ぎ方、扱い方を知ることは非常に重要です。ここでは、包丁を研ぐメリットから、その際のリスク、正しい持ち方や切り方の基本、さらには... -
和包丁、構造上の種類
和包丁の構造上の種類(用途別の種類は別項で) 本焼き 打ち刃物です。包丁の峰の部分と刃先(切り刃)の部分の中ほどで接いである包丁です。写真で、上下という言いかたをすれば、峰部分の上の方が地金、刃先(切り刃)の部分が鋼でできています。切れ味... -
出刃包丁の種類
出刃包丁とは 出刃包丁(でばぼうちょう)は、日本の伝統的な包丁の一種で、主に魚を捌く(さばく)ために使われます。この包丁は、魚の骨を切り分ける、身を削ぎ取るなど、魚を調理する際の様々な工程に適しています。特徴的な形状をしており、刃が厚く、... -
包丁のネーム入れについて!
カスタマイズされた包丁は、あなたの料理を一段と特別なものに変えることができます。私たちの洋包丁には、刀身の側面や峰の部分、さらには柄(ハンドル)にも、あなたの名前や特別な言葉を機械彫りで刻むことができます。 漢字は楷書体、アルファベットは... -
スライサーは研げる!
ピューラーやスライサーが従来の包丁に比べて非常に長持ちする主な理由は、これらの道具がまな板に触れずに食材だけを切ることにあります。この切り方によって、刃は約30倍長く鋭さを保つことができます。しかし、どんなに耐久性がある道具も、時間が経て... -
テーブルナイフは研げる!
ある日、10年以上愛用していた銀製ハンドルのテーブルナイフを研ぎ直したいと考えていたお客様がいらっしゃいました。刃の部分は既に丸くなり、新しいものに交換することも考えられましたが、そのコストは高かったです。そこで、研ぎ直しを試みることにし... -
食洗機で包丁を洗うリスク: 柄にもたらす影響
食洗機の利便性は否定できませんが、包丁を洗う際には慎重さが求められます。特に、包丁の取っ手に損傷をもたらす可能性があるため、手洗いを推奨します。 食洗機内の高温と強い水流は、包丁の取っ手と刃の接合部に水が侵入する原因となり、取っ手内部の素... -
硬い野菜を安全に切る方法: かぼちゃの場合
ある日、業務用の大型包丁を持参されたお客様が店に来られました。この包丁は刃渡りが240mmもあり、非常に堅牢な作りです。しかし、驚くべきことに、この包丁は野菜を切るためだけに使用されていたにも関わらず、刃には凹凸が生じていました。一見すると、... -
研匠 光三郎は「包丁研ぎで独立」をしたい方を応援します!
阪神大震災が発生した当時、私はリストラの憂き目に遭いました。当時は東証1部に上場している企業で営業部長を務めていましたが、苦難の2年間を経て、私がたどり着いたのは「包丁研ぎ」の仕事でした。しかし、包丁研ぎの仕事で六人家族を養えるのかという...